この記事に検索からたどり着いた人は、代理店型(従来型)自動車保険より、通販型(ダイレクト型)自動車保険に乗り換えることで、ほとんどの場合、保険料が安くなることを既に承知している人が多いでしょう。
または、実際に自動車保険を他社へ乗り換えてダイレクト型自動車保険に入り、保険料が安くなってお得感を満喫されている人かもしれませんね。
しかし、ダイレクト型自動車保険で継続契約して2年目以降になってくると、「あれっ?なんか割安感が減ったような気がする・・。」と感じるようになる人もいます。
これは気のせいでしょうか?いいえ、気のせいではありません。
ダイレクト型自動車保険の他社乗換などによる新規契約と、2年目以降の継続契約の割引率の違いについて詳しくお話します。
ダイレクト型(通販型)自動車保険とは?
自動車保険には、大きく分けてダイレクト(通販)型と代理店型(従来型)の加入方法があります。
ダイレクト(通販)型自動車保険は、テレビのコマーシャル等でお馴染みのインターネットや電話から直接、自動車保険に申し込み加入するタイプの自動車保険です。
ダイレクト型(通販型)自動車保険の長所は、代理店を通さないことによるコスト削減効果を存分に受けることが出来るので、自動車保険料が安くなることなどが挙げられます。
短所としては、事故後に保険金請求する際に書類を、自分で全部書かなければいけないことなどが挙げられます。
しかし、わからないことがあれば、恥ずかしがらず積極的に電話等で、損保事故担当者に質問や相談すれば、きっと丁寧に答えてアドバイスをしてくれるので問題ないでしょう。
また、自動車保険に加入時や更新時が対面式ではないので、身支度など気にせずに気軽に自動車保険の契約ができることも挙げられます。
自動車保険を選ぶコツやポイントは以下を参照してください。
ダイレクト型が安いのは新規契約の初年度のみ?
ダイレクト型(通販型)自動車保険は、他社から乗り換えた年の新規契約は割引率が高いのでお得です。
新規契約には他社からの乗り換えや純新規、複数所有新規を含みます。
しかしながら、お得度満載のダイレクト自動車保険の新規契約でも、2年目以降の継続契約は割引率が大幅ダウンしお得度が低くなる保険会社もあります。
なお、当サイトは最新の情報を正確に読者へお届けするべく、常に注意を払っておりますが、各保険会社の約款変更や監督省庁の方針変更などに対応するタイムラグが発生する場合もございます。
よって最終的な判断をする前に、疑問点などは各損保会社に直接お問い合わせをして確認することをおすすめします。
それでは、わかりやすく説明しましょう。
既にダイレクト型自動車保険に加入している人でも、継続して2年目以降になると割安感が薄れ、お得度が下がる自動車保険があります。
どういうことかと言うと継続契約より、他社に乗り換えて新規契約した方がインターネット割引額は大きくお得になるのです。
例えば、ソニー損保のインターネット割引の場合、新規契約10,000円引き、継続契約2,000円引きで、何と差額8,000円も違うことは意外と知られていません。
それではソニー損保以外の、ダイレクト型自動車保険を取り扱っている損害保険会社別に新規契約割引率と2年目以降の継続契約割引率を検証してみましょう。
各ダイレクト自動車保険別インターネット割引額一覧表
保険会社 | 【新規契約】 1年目(初年度) |
【継続契約】 2年目以降 |
---|---|---|
ソニー損保 | 10,000円割引 | 2,000円割引 |
SBI損保 | 【保険始期日:2020.8.1~】 12,000円割引 【保険始期日:~2020.7.31】 10,000円割引 |
10,000円割引 |
チューリッヒ ※1 |
【一括払いの場合】 ◆保険料15万円以上 20,000円割引 ◆保険料10万~15万円未満 16,000円割引 ◆保険料5.5万~10万円未満 15,000円割引 ◆保険料4.5万~5.5万円未満 13,000円割引 ◆保険料3万~4.5万円未満 9,000円割引 ◆保険料30,000円未満 3,000円割引 |
【継続1回目】 ◆保険料45,000円以上 5,000円割引 ◆保険料3万~4.5万円未満 4,000円割引 ◆保険料30,000円未満 2,000円割引 【継続2回目以降】 1,500円割引 |
アクサダイレクト | 【一括払いの場合 ※2】 ◆保険料9万円以上 20,000円割引 ◆保険料8万~9万円未満 19,000円割引 ◆保険料7万~8万円未満 18,000円割引 ◆保険料6万~7万円未満 17,000円割引 ◆保険料5.5万~6万円未満 16,000円割引 ◆保険料5万~5.5万円未満 14,000円割引 ◆保険料4.5万~5万円未満 13,000円割引 ◆保険料4万~4.5万円未満 12,000円割引 ◆保険料3.5万~4万円未満 10,000円割引 ◆保険料3万~3.5万円未満 9,000円割引 ◆保険料2.5万~3万円未満 7,000円割引 ◆保険料2万~2.5万円未満 5,000円割引 ◆保険料2万円未満 3,000円割引 |
【継続1回目 ※3】 ◆保険料110,000円以上 6,000円割引 ◆保険料100,000~110,000円未満 5,500円割引 ◆保険料90,000~100,000円未満 5,000円割引 ◆保険料80,000~90,000円未満 4,500円割引 ◆保険料60,000~80,000円未満 4,000円割引 ◆保険料50,000~60,000円未満 3,500円割引 ◆保険料35,000~50,000円未満 3,000円割引 ◆保険料30,000~35,000円未満 2,500円割引 ◆保険料25,000~30,000円未満 2,000円割引 ◆保険料20,000~25,000円未満 1,500円割引 ◆保険料20,000円未満 1,000円割引 【継続2回目以降】 1,000円割引 |
おとなの自動車保険 (セゾン自動車保険) |
【保険始期日:2022.1.1~】 13,000円割引 【保険始期日:~2021.12..31】 10,000円割引 |
10,000円割引 |
イーデザイン損保 | 10,000円割引 | 【保険始期日:2020.10.1~】 2,000円割引 【保険始期日:~2020.9.30】 10,000円割引 |
三井ダイレクト ※4 |
【年払いの場合】 ◆割引前保険料が6万円以上 10,000円割引 ◆割引前保険料が4万~6万円未満 7,000円割引 ◆割引前保険料が4万円未満 4,000円割引 |
【継続1回目】 ◆割引前保険料が4万円以上 6,000円割引 ◆割引前保険料が4万円未満 3,000円割引 【継続2回目以降】 3,000円割引 |
※1:保険始期日が2022年1月1日以降の契約について
※2:保険始期日が2022年1月15日以降の契約について
※3:保険始期日が2022年2月16日以降の契約について
※4:保険始期日が2021年7月1日以降の契約について
(自動車保険LAB調べ 2022.1現在)
結局どうすればお得なのか?
今回はインターネット割引に焦点を絞って解説しています。
自動車保険の1年目の新規契約(他社から乗換や純新規、複数所有新規)と、2年目以降の継続契約の違いには、インターネット割引以外にも、無事故割引やこえても安心サービス、継続割引や早割、ロードサービス内容の拡充など各保険会社、色々なサービスを打ち出しています。
もちろん、単純に保険料の安さだけで自動車保険の価値が決まる訳ではありません。
しかしながら、自動車保険に詳しい人は携帯電話会社を乗り換える感覚で、気軽に自動車保険の乗り換えを検討して行動しています。
なかには、お気に入りの自動車保険を取り扱っている損害保険会社2社を、毎年の更新時期に乗り換えている行動派もいるのです。
何故って?だってお得なのですから。
みんな一緒です、誰だって損するより、得したいでしょう。
携帯電話だって、ずっと同じ携帯会社に加入していた方が、面倒な手続きもなくて楽ですよね。
でも面倒なのを承知でお得だから、携帯電話を取り扱う通信事業会社を乗り換えて、新型スマホに買い換える感覚と同じなのです。
まとめ
- ダイレクト(通販)型自動車保険は、インターネットや電話から直接、自動車保険に申し込み加入するタイプの自動車保険である。
- ダイレクト型の長所は、代理店を通さないことによるコスト削減効果で、自動車保険料が安くなること。
- 短所としては、事故後に保険金請求する際に書類を、自分で全部書かなければいけないことが挙げられるが、疑問点は損保事故担当者に質問や相談をすればアドバイスしてくれるので問題ない。
- また、ダイレクト型の長所として自動車保険に加入時や更新時が対面式ではないので、身支度など気にせず気軽に、自動車保険の契約ができることも挙げられる。
- ダイレクト型(通販型)自動車保険は、他社から乗り換えた年の新規契約は割引率が高いのでお得である。
- 新規契約には他社からの乗り換えや純新規、複数所有新規を含む。
- お得度満載のダイレクト自動車保険の新規契約でも、2年目以降の継続契約は割引率が大幅ダウンし、お得度が低くなる保険会社もある。
- 例えば、ソニー損保のインターネット割引の場合、新規契約10000円引き、継続契約2000円引きで、何と差額8000円も違うことは意外と知られていない。
- 自動車保険の1年目の新規契約(他社から乗換や純新規、複数所有新規)と、2年目以降の継続契約の違いには、インターネット割引以外にも、無事故割引やこえても安心サービス、継続割引や早割、ロードサービス内容の拡充など各保険会社、色々なサービスを打ち出している。
- 単純に保険料の安さだけで自動車保険の価値が決まる訳ではない。
- 自動車保険に詳しい方は携帯電話会社を乗り換える感覚で、気軽に自動車保険の乗り換えを検討して行動している。
- お気に入りの自動車保険を取り扱っている損害保険会社2社を、毎年の更新時期に乗り換えている行動派もいる。
保険期間満了日の1,2ヶ月前は自動車保険を見直す時期にぴったりです。
お得で安い保険料の自動車保険を調べるために、各損保会社を手当たり次第調べると、膨大な時間を必要とします。
このような場合には自動車保険一括見積りサービスを利用して2社から3社に絞り、次に損保会社の公式サイトから見積りを取って最終確認すると、時間を大幅に節約できるので覚えておきましょう。
また、当サイト内のコンテンツ『自動車保険の見積相場比較記事早見表』から、あなたの状況と近い記事を読むと、自動車保険の相場や選び方のコツなど参考になると思います。
合言葉は「ダイレクト自動車保険は継続より他社乗換が断然お得」です。