出典:スマート
自動車保険は、車種や年齢条件、補償範囲や特約、地域や年間走行距離の違いなど、いろいろな条件によって保険料が変わるので、必ずご自身で見積りを取ることが大切です。
今回はスマートのフォーツークーペを購入予定の親元から通勤している19歳の男性が、複数所有新規を活用して、数ヶ月後の自動車購入時にダイレクト型自動車保険へ加入することで、保険料を安く抑えることが出来るか検討してみましょう。
ちなみに、複数所有新規契約は、1台目が加入している自動車保険会社と同じである必要は無く、また1台目の記名被保険者名と異なっても同居の親族内であれば適用されます。
条件等詳しくは、後述の『解説:複数所有新規(セカンドカー割引)とは?』をご覧ください。
本来、初めて自動車保険を契約するケースでは、ノンフリート等級(無事故割引等級)は6等級が適用されます。
しかしながら、同居親族内で所有する車の自動車保険が11等級以上など条件を満たしていれば、2台目以降の車に初めて自動車保険を契約する時に、複数所有新規契約(セカンドカー割引)を活用できるので7等級が適用されます。
自動車保険の等級制度について、以下を参照してください。
少しでも保険料が安くならならないかと、男性は真剣にお得なダイレクト型自動車保険からの加入を検討しています。
なお、ご両親等同居親族の自動車保険料が、今までより高くなることを了承して貰える環境であれば、家族トータル保険料が更に安くなる可能もあるので、以下も参照してください。
世帯状況が近い方の参考になれば幸いです。
目次
自動車保険の乗り換え見積もり前提条件
相談者さんの後輩が購入予定の保険対象車は、スマートのフォーツークーペです。
現在、10歳代男性は親と同居中で、親が所有する別車の自動車保険は20等級です。
運転免許証を取得してから人生初の自動車を購入する時に、両親がお世話になっている損保代理店さんや購入予定の自動車販売店等で自動車保険に加入するか、ネットから加入できるお得なダイレクト型自動車保険に加入して保険料を安くしたいと考えています。
ご両親は別に自動車をお持ちで、新たに購入する車を運転するのは本人のみです。
複数所有新規契約(セカンドカー割引)適用で7等級からお得にスタートできる可能性がありますので、検討してみましょう。
繰り返しになりますが、複数所有新規契約(セカンドカー割引)は、1台目が加入している自動車保険会社と同じである必要は無く、また1台目の記名被保険者名と異なっても同居の親族内であれば適用されます。
生活状況など家族構成が似ている方は、参考にしてみてください。
Q:複数所有新規(セカンドカー割引)とは?
A:通常、初めて自動車保険を契約する場合、ノンフリート等級(無事故割引等級)は6等級が適用されますが、2台目以降の車に初めて自動車保険を契約する場合は7等級が適用されます。
この複数所有新規は以下の条件を満たした場合に適用されます。
1.1台目の車に適用されている等級が11等級以上であること。
2.1台目および2台目以降の車がいずれも以下の用途車種であること。
・自家用普通乗用車
・自家用小型乗用車
・自家用軽四輪乗用車
・自家用軽四輪貨物車
・自家用小型貨物車
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)
・自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
・特種用途自動車(キャンピング車)
3.他の契約の車の所有者と、今回見積りする車の所有者が共に個人であること。
(所有者がディーラー、ローン会社、リース業者(1年以上のリース)の場合には、車検証記載の使用者を所有者とみなします)
4.2台目以降の契約の所有者が、1台目の契約の「所有者と同一」または「記名被保険者と同一」または「記名被保険者の配偶者」または「同居の親族」であること。
5.2台目以降の契約の記名被保険者が、1台目の契約の「記名被保険者と同一」または「記名被保険者の配偶者」または「同居の親族」であること。
家族構成の詳細や記名被保険者について
家族構成 | 親と同居・独身 |
---|---|
対象自動車を運転する人 | 本人(後輩)のみ |
記名被保険者 | 本人:19歳 |
車を主に使用する地域 | 沖縄県 |
補足 保険契約者 | 親 |
補足 保険対象車の所有者 | 親 |
参考記事 自動車を10歳代(未成年)が購入時の登録や自動車保険の加入方法
保険対象となる自動車について
2016(平成28)年12月 発売モデル
スマート クーペスポーツ 3ドア 定員2名 「フォーツークーペ」、グレード「ターボ」
0.9L 直列3気筒DOHCターボ(90馬力)、シフト:6AT、駆動方式:RR、右ハンドル
契約車両 (被保険自動車) |
スマート フォーツークーペ |
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型式 | DBA-453344 |
初度登録年月 | 平成28(2016)年12月 |
用途・車種(ナンバー) | 自家用小型乗用車(5ナンバー) |
自動車保険の見積もり内容について
・自動車保険に初めて加入
・複数所有新規契約の対象
・記名被保険者は1999(平成11)年7月生まれの19歳
車の型式 | DBA-453344 |
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初度登録年月 | 平成28(2016)年12月 |
保険期間 | 2019年2月1日から2020年2月1日 |
事故件数 | 0件 |
事故有係数適用期間 | 0年 |
免許証の色 | グリーン |
運転者限定範囲 | 本人限定 |
車を運転する人の年齢条件 | 全年齢対象 |
使用目的 | 主に家庭用(通勤用含む) または日常・レジャー |
予想年間走行距離 | 7,000キロ |
保険証券の発行 | 発行しない |
現在の等級 | 初めて加入(複数所有新規契約の対象) |
補償内容 | 対人賠償金額:無制限 対物賠償金額:無制限(対物超過修理費用補償型) 人身傷害保険金額:3,000万(車内のみ補償型) 搭乗者傷害保険金額:なし 車両保険の有無:あり ・エコノミー+A型 125万円 ・免責金額:1回目5万円、2回目以降10万円 選択した特約: ・弁護士費用特約(自動車事故のみ) ・他車運転特約 |
自動付帯特約 | 無保険車傷害(被保険者1名ごとの保険金額) ・ソニー損保:無制限 ・SBI損保:2億円 ・おとなの自動車保険:無制限 ・三井ダイレクト損保:2億円 ・イーデザイン損保:2億円 ・東京海上日動火災保険:2億円 ・損保ジャパン:無制限 自損事故傷害(保険金額は各社同じ) |
スマート フォーツークーペの自動車保険料を見積もり比較
自動車保険に初めて新規契約する場合(複数所有新規契約)の見積もり結果です。
自動車保険の複数所有新規契約見積り相場比較に今回用いる損害保険会社名は、ソニー損保、SBI損保、おとなの自動車保険(セゾン自動車火災保険)、そんぽ24、三井ダイレクト損保及びイーデザイン損保のダイレクト(ネット・通販)系損保6社、及び東京海上日動火災保険、損保ジャパンの代理店系損保2社の合計8社です。
損害保険会社名 | 他社乗換自動車保険料 | 事故現場駆けつけサービス名 (警備会社提携無料付帯) |
---|---|---|
ソニー損保 | 185,950円/年 | セコム事故現場かけつけサービス |
SBI損保 | ーー円/年 ※1 | なし |
おとなの自動車保険 (セゾン自動車火災保険) |
ーー円/年 ※2 | ALSOK事故現場安心サポート |
そんぽ24 ※3 | 190,390円/年 | なし |
三井ダイレクト損保 | 128,890円/年 | なし |
イーデザイン損保 | 221,330円/年 | セコム事故現場急行サービス |
代理店系損保 東京海上日動火災保険 |
104,770円/年 | なし |
代理店系損保 損保ジャパン |
98,520円/年 | なし |
※1:SBI損保は、記名保険者が満19歳以下の場合、WEBサイトからの申込みができず、お得なインターネット割引が適用できないので、今回の見積比較対象から外します。
※2:おとなの自動車保険(セゾン自動車火災保険)は、記名被保険者の年齢が始期日時点で20歳以下の場合、ウェブサイトから契約をできず、お得なインターネット割引が適用できないので、今回の見積もり対象から外します。
※3:そんぽ24は、2019年7月1日に「おとなの自動車保険(セゾン自動車火災保険)」と合併しました。
参考記事 そんぽ24が2019年7月1日に「おとなの自動車保険」と合併!
希望する補償条件の自動車保険では、損保ジャパンが最も安いです。
はじめて自動車保険に加入する場合、複数所有新規契約で加入する時の保険料の安さで選ぶのでしたら、「損保ジャパン」か「東京海上日動火災保険」の2択になりそうですね。
保険料の最安値と最高値の見積もり差額は122,810円です。
今回の見積もり比較では、通常の保険料比較結果と逆の現象が起きており、ダイレクト系損保より、代理店系損保の方が保険料が安くてお得であることがわかりました。
考えられる理由としては、
- 保険対象車の販売台数が少なくて珍しい車であること(事故率などによる保険料を算出するためのコストなどがネックになっている可能性が考えられる)
- 保険対象者が10代という若い人であること(若い世代はスピードを出す傾向が強く事故率が高いことがネックになっている可能性が高い)
などが考えられます。
つまり紋切り型的に、代理店系自動車保険はダイレクト系自動車保険より高いと決めつけることは間違いであることが証明されました。
参考記事 自動車保険をダイレクト(通販)型か代理店型かで選ぶコツやポイント
参考記事 自動車保険に加入する方法が大きく分けて3つのタイプあるって本当?
簡単に複数社の自動車保険を比較できて、今までより5万円以上も安くなった方もいる 無料自動車保険比較サイト を活用すると、ダイレクト系自動車保険のみでなく、代理店系自動車保険も一緒に無料で見積もり比較できるので、必ずあなた自身も無料見積もりをとり、今よりも保険料をお得に安くする行動を今すぐ起こして、割安感を実感し満喫しましょう!
今までの保険補償内容をほぼ維持しつつ、場合によっては保険補償内容をグレードアップしても、今よりお得で割安な自動車保険に乗り換えることが出来る可能性が高いので、ちょっとした勇気と行動を起こせば、安くなり浮いたお金で旅行や豪華なディナーなど、毎年楽しむことができるようになるかもしれませんよ。
見積比較結果による考察とワンポイントアドバイス
今回はスマートのフォーツークーペを購入予定の、沖縄県在住10歳代男性のケースでした。
自動車保険は車種はもちろん、年齢条件や補償範囲の違い、特約や地域、そして年間走行距離の違いなど、いろいろな条件によって保険料が変わるので、必ずご自身で見積りを取りましょう。
年齢条件や補償範囲、走行距離の違いについての参考記事はこちらです。
一般的に、代理店型自動車保険よりダイレクト型自動車保険のほうが、保険料が安くてお得です。
しかし、割安なダイレクト型自動車保険でも、インターネット割引は他社から乗り換えた1年目の新規契約より、2年目以降の継続契約になると割引額が大幅ダウンする保険会社もあります。(例:ソニー損保のインターネット割引は新規10000円割引、継続2000円割引)
ダイレクト自動車保険の継続契約と他社乗換で新規契約の違いは、以下を参照してください。
今回は、各保険会社より1社づつ見積りを取って比較しています。
保険会社8社で見積りをとりましたが、全ての見積り取得時間をトータルすると、結構な時間がかかりました。
これを一般の方が同じように、保険会社1社づつ見積りを取った場合、さらなる多大な時間を必要とするでしょう。
そこで現実的に最もおすすめできるのは、まずは無料一括見積りサービスを利用して2社から3社に絞り、次に自動車保険会社の公式サイトから見積りを取って最終確認する方法です。
無料一括見積りサービスの体験談や実話について、以下を参照してください。
まとめ
沖縄県のチャペル式結婚式場
- 沖縄県在住でスマートのフォーツークーペを数ヶ月後に購入予定の親元から通勤する10歳代男性が、複数所有新規で契約すれば、7等級から加入することが出来る。
- 自動車保険は車種以外にも、年齢条件や補償範囲の違い、特約や地域、さらに年間走行距離の違いなど、いろいろな条件によって保険料が変わるので、必ずご自身で見積りを取ること。
- 一般的に、代理店型自動車保険よりダイレクト型自動車保険の方が保険料は安くてお得だが、例外もある。
- 割安なダイレクト型自動車保険でも、インターネット割引は他社から乗り換えた1年目の新規契約より、2年目以降の継続契約になると割引額が大幅ダウンする保険会社もある。
- ソニー損保のインターネット割引は、新規契約10000円割引だが継続契約は2000円割引と割引額が大幅ダウンする。
- 損保会社1社づつ見積りを取った場合、多大な時間を必要とする。
- そこで自動車保険一括見積りサービスを利用して2社から3社に絞り、次に損保会社の公式サイトから見積りを取って最終確認するのがベスト。
家族が乗っている他の自動車や、購入予定車の自動車保険の相場を調べたい場合は、自動車保険の見積相場比較記事早見表をご利用ください。