自動車保険会社を乗り換えるとは?
自動車保険会社を乗り換えようかな?と考える時ってどのような場合でしょうか。
現在加入している自動車保険の保険料が高くて、もっと保険代を安く出来ないかなと考える場面とか多そうですね。
ダイレクト(通販)型の自動車保険会社の登場により、以前の代理店型が主流だった損害保険(損保)業界も、自動車保険において様変わりしてきました。
では実際に、自動車保険会社を変える時は、どのようにすれば良いのでしょうか。
基本的には自動車保険満了日に、自動車保険会社を乗り換える方法が一般的です。
その他には、自動車保険の契約期間中に、他の自動車保険会社に乗り換える方法もあります。
自動車保険の満期更新時期(満了日)に自動車保険を乗換する手続き方法
今から説明する自動車保険の乗換手続方法が最もスタンダードです。
現在加入している自動車保険満了日の3ヶ月前から満了日前日までの期間中に、自動車保険会社の複数から見積もりを取り比較するために、 一括見積もりサービス を活用します。
一括見積もりサービスの体験談や実話は以下を参照してください。
新たに入りたい自動車保険会社が決定したら、保険満了日の前日までに、時間に余裕を持って手続きを進めていきましょう。
自動車保険会社間で、顧客情報の共有がなされていますから、正直に書類またはオンラインの必要入力欄を埋めて、手続きを進めていきます。
新しい損保会社の自動車保険の保険開始日(保険始期日)は現在の保険満了日と同し日にしましょう。
例:現在加入している自動車保険は8月20日16時まで ⇒ 8月20日16時から新しい損保会社の自動車保険
※自動車保険は16時を基準としています。
最終的には、現在加入している自動車保険の保険期間満了日の前日までに、乗換先の自動車保険会社に入金を済ませておきましょう。
一方、今まで加入していた自動車保険会社への手続は、何があるのでしょうか。
答えを先に言いますと、特に前の保険会社への連絡などの手続きは、基本的に必要ありません。
ただし、自動車保険の契約内容によっては、自動継続特約がセットされている場合がありますので、現在の保険会社に継続しないと一言連絡をしておくと確実でしょう。
またノンフリート等級は、保険会社を乗り換えても、今まで加入していた自動車保険会社に継続加入するのと同様に引き継がれますので、デメリットは通常ありません。
【過去一年間に事故無の場合】
・現在の自動車保険 11等級 ⇒ 新しい損保会社の自動車保険 12等級
【過去一年間に事故有の場合】
・(3等級ダウン事故有)
現在の自動車保険 11等級 ⇒ 新しい損保会社の自動車保険 8等級
・(1等級ダウン事故有)
現在の自動車保険 11等級 ⇒ 新しい損保会社の自動車保険 10等級
注意点
過去1年間に事故を起こしている場合や、ノンフリート等級が5等級以下の場合に、他社からの乗換(切替)を受け付けない保険会社もあります。
でも、心配無用ですよ。
何故なら自動車保険会社を変える人は多く、珍しい事でないからです。
自動車保険の契約期間中(保険期間の途中)に自動車保険を乗換する手続き方法
今から説明する方法は、自動車保険の契約期間中に他の自動車保険会社に乗り換える方法ですが、デメリットがあります。
よって、それ相当の理由がない限りは、おすすめしませんね。
【デメリット その1】
現在加入している自動車保険会社に自ら連絡して、解約手続をしなければなりません。
新しく加入する自動車保険の保険始期日と同じ日付で、現在加入している自動車保険を解約しない場合、ノンフリート等級の引き継ぎが出来なくなります。
さらに、現在加入している自動車保険を「任意解約」することになり日割り計算でなく、「短期率」が適用となるので、自動車保険料を年払いで支払っている人は、戻ってくる保険料が少なくなります。
一般的に自動車保険料の月払いは、年払いの1.1倍増しを分割した保険料なので、年払の方がお得です。
【デメリット その2】
ノンフリート等級の進行が遅れます。
基本的に1年契約の場合は、1年間無事故であれば1等級上がります。
でも保険期間中に乗換した場合には1等級上がらずに、新契約が同じ等級で始まるので等級の低い状態が通常より長く続くことになるので、その分保険料が高くなってしまいます。
まとめ
保険会社を選ぶ基準は人それぞれですが、保険料の安さのみにとらわれないようにしましょう。
自動車保険の目的は、いざという時の備えですから、補償内容や補償範囲が大切です。
実際に事故が起こってから後悔しないように、自動車保険の継続案内のお知らせが届いたら、現在加入している保険内容を良く確認しつつ、他社の自動車保険の補償内容や保険料と比較してみると良いでしょう。
お得で安い保険料の自動車保険を調べるために、各損保会社を手当たり次第調べると、膨大な時間を必要とします。
このような場合には自動車保険一括見積りサービスを利用して2社から3社に絞り、次に損保会社の公式サイトから見積りを取って最終確認すると、時間を大幅に節約できるので覚えておきましょう。
当サイト内のコンテンツ『自動車保険の見積相場比較記事早見表』から、あなたの状況と近い記事を読むと、自動車保険の相場や選び方のコツなど参考になると思います。